たん ご おう こく
丹後王国
■大田南5号墳(弥栄町と峰山町の境界)
平成6年1月、石棺の中から、日本で出土した中では最古の紀年「青龍三年」(235)を持つ青銅鏡「方格規矩四神鏡」が見つかった。これは中国の三国時代・魏の年号であり、玄武・青龍・朱雀・白虎と十二支銘も刻まれている。
魏志倭人伝に、239年に卑弥呼の使者が中国から「魏の鏡」を100枚持ちかえったという記録があることから、「その時の鏡ではないか?」と言われる。
鏡は、京都府丹後郷土資料館(宮津市)に展示されています。
■湯船坂2号墳(久美浜町)
昭和56年秋、ほ場整備に伴って発掘調査された。
6世紀後半頃に築造された直径18mの円墳で、裾部には列石がめぐらしてある。全長10.6mの横穴式石室の中から約450点にのぼる副葬品が出土した。
その中の「金銅装環頭大刀柄頭」は、鍍金した銅で全体を包んだ黄金色の金銅装で、全長1.2m、幅3.5cmもあり、環頭柄頭は最大径10.8cmで大小2対の竜が各々向かいあって玉を加えており、特異な形をしている。
この他にも、銀で覆い柄頭が山形の銀装圭頭大刀、銅鋺、金環、銀環、刀剣、鉄鏃、馬具の轡、鐙、ホ具、脚付き子持ち壷など種類・量とも豊富に出土し、これら出土品は昭和58年6月6日付けで国の重要文化財に指定され、古墳は京都府指定文化財の史跡指定を受けている。
■神明山古墳(丹後町)
日本海側最大級の全長190mの前方後円墳。4世紀から5世紀にかけて、丹後一帯を広く支配した豪族の墓といわれている。古墳は三段築造で、河原石による葺石、円筒埴輪が見られる。埴輪の中には、舟を漕ぐ人物を描いたものが発見されている。国史跡指定文化財。
■銚子山古墳(網野町)
5世紀初めに築造された全長198mの前方後円墳で日本海側最大。後円部径115m、同高16m、前方部幅80m、同高10m。墳丘は三段に築かれ、それぞれの斜面には葺石をふき、各段のテラス上には、円筒埴輪の列がめぐらしてある。
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